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未来のない会社 [note]

それは自分が現在在籍している会社のこと。
某証券会社のグループ会社なのだが、グループ会社向けだけに商売をしている。
グループ向けのサービスを提供する会社である。
私は中途の身なのでよく知らないが、グループ会社何社かの統廃合の結果できた会社らしい。
そういうわけで、多種に渡った業種を展開している。

それなのになぜ未来がないのか。

それは、若い人材がいないというところ。
新入社員はおそらく10年程採用していない。
中途採用も親会社の意向により、3年前に止めてしまった。
その原因は親会社の人材が余ってるというところにある。

まあ、要するに、親会社の出向受け入れ先ってこと。

人事異動の季節になると、私の会社には親会社から定年間近の人間や出世から外れた中高年の中間管理職が数人出向してくる。
そもそも、大学卒業後、証券会社に就職して証券の仕事一筋の人間が、それ以外の専門性のある仕事に就けるのか?

若ければ可能だと思うが、そうでなければ私は厳しいと思う。
特に私がやってる専門性の少々高い業種を定年間近の人間にやれというのは酷だ。
他の職種にはできるものがあるかもしれない。
でも積極的に仕事をする人なんているわけがない。

彼らがそんな気になるわけがない理由がある。

親会社からその会社に出向したということは、そこでサラリーマン人生を終えるということだからだ。
出向→転籍→定年 である。
親会社へ戻れることはないと彼ら自身分かっているから。
戻れないなら定年まで仕事をせずおとなしくしてればよいと考えるだろう。
まあ、70年代後半の窓際族に近い状態かな。

今現在、わが社には20代の社員が1人しかいない。
その彼もすでに20代後半。
私が所属する部署は以前は全体的に若かったが、今や20代の社員は一人もいなくなった。
IT系の仕事で若手がいないってのはまったく先がないってこと。
未だに40代の人間が現場の第一線で3K仕事をやらされている。

年寄りばかりだから上のポストは空かず、道路渋滞みたいな状態になっている。
わが社の役職は、平社員→課長代理→上席課長代理→次長→副部長→担当部長→事業部長→役員という流れになっているのだが。
ある部署なんて8割が副部長なんて状態になってる。
まあ、事業部長ってポストは1人だからそうなるのは仕方ないが。
中高年ばかり出向受け入れするからバランスが崩れてしまう。

日本の年金制度の縮図を見ているようだ。
現場に出て第一線でお金を稼ぐ若手(そんなに若くはないが)が上を養うみたいな感じ。
逆ピラミッド型である。

この状態は長くは続かないと思う。
業種が競合するグループ会社が他にもある現状を考えると、そろそろ他のグループ会社との統廃合話が出てきてもおかしくない。
私が所属する部署も他のグループ会社へ切り売りされるかもしれない。

そのとき自分はどうすべきかを今のうちに考えておかないといけない。



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